行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

映画

「カリガリ博士」

ドイツのサイレント映画の「カリガリ博士」を見ました。ある街で連続殺人事件が発生し、主人公の男性は、カリガリ博士という謎の人物と博士が連れている眠り男に疑いの目を向ける・・という恐怖映画です。モノクロの不鮮明な映像が禍々しいと言うか、不吉さ…

「ボヘミアン・ラプソディ」

金曜ロードショーで「ボヘミアン・ラプソディ」を見ました。フレディ・マーキュリーの生涯の描き方がとても表面的で、たまたま天から降ってきた才能のお陰で世界中から愛され、才能に流されるままに生きただけのシンプルな人生に見えてしまいました天才には…

「世界残酷物語」

ヤコペッティ監督の「世界残酷物語」を見ました。世界各地に残る奇妙な儀式や風習、グロテスクな食文化などが収められたドキュメンタリー作品です。とは言え、実際には噓くさいエピソードや明らかに演出と分かるシーンが多いわけですがまあ、ヤコペッティ監…

「暖流」

約15年前にビデオで「飢餓海峡」を見て以来、左幸子のファンです。今回、増村保造監督の「暖流」を見ました。この作品は、病院を舞台に男女の三角関係が描かれますが、登場人物がいずれも癖があり、主人公以外はまともな人間がいないのが特徴です。特に左幸…

「鬼火」

ルイ・マル監督の「鬼火」を見ました。アルコールと自殺願望に取り憑かれた男の、最期の数日間を描いた作品です。自殺を決意した主人公は、かつてパリの喧噪の中で、陽気に過ごした昔の友人や恋人の元を訪れます。友人らの台詞から推測すると、かつての彼は…

「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」

子供たちと「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」を見ました。外見を人間になりすました「そっくりさん」と呼ばれる謎の侵略者たちが、次々と春日部市民を襲っては入れ替わる。気が付けば、野原家と友人数名以外は、全ての春日部市民がそっく…

午前十時の映画祭11

今月から「午前十時の映画祭11」が始まりました。忘れないように見たい映画をメモしておこうと思います。青文字が未見、黒文字が過去に見たことがある映画です。最近は年齢のせいか、一度見た映画をDVDで再見するのがちょっと根気が続かなくてつらかったりし…

「ノマドランド」

フォーラム福島で「ノマドランド」を見てきました。主人公は、夫を病気で亡くし、不況で職も住居も失い、車上生活を余儀なくされた初老の女性です。この映画では彼女のような車上生活者を「ノマド」(放浪の民という意味だそうです)と呼んでいます。彼女は…

「ネバーエンディング・ストーリー」

YouTubeで「ネバーエンディング・ストーリー」の主題歌動画を見ました。私はこの作品を小学生の頃に映画館で見ました。それまで私にとって字幕の外国映画は難しく、面白さを感じずにいつも途中で飽きてしまっていたのですが、この映画は初めて全編を楽しめた…

「欲望という名の電車」

「欲望という名の電車」を見ました。何も知らずにヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランドの恋愛映画かな?などと思って見始めましたが、正反対でしたとても残酷な映画で、見終わった後は言葉が出ないほど沈痛な思いがしました。男を誘惑し自分に惹き付ける…

ミュージカル映画

YouTubeで往年のミュージカル映画を集めたトリビュート映像の動画を見つけました。1989年のアカデミー賞授与式の中で流された映像です。当時、深夜に放映されたこの授与式をビデオに録画して、この映像をそれこそテープが擦り切れるほど繰り返し見たものです…

007シリーズの主題歌

007シリーズの主題歌は名曲揃いですが、個人的に特に秀逸だと思う主題歌の動画を集めてみました。007 危機一発(ロシアより愛をこめて) www.youtube.com007 ゴールドフィンガー www.youtube.com007 サンダーボール作戦 www.youtube.com女王陛下の007 www.yo…

「ウィッカーマン」

「ウィッカーマン」を見ました。現代のスコットランドの離島で、原始的な自然崇拝の信仰が復活していた・・という話です。カルト・ホラーとして一部の層に大人気だそうですが、いかにもB級な安っぽいテイストでそこそこ楽しめました。島の信仰は性に奔放で、…

「讃歌」

「讃歌」を見ました。谷崎潤一郎の「春琴抄」が原作です。私は高校の頃に原作を読みましたが、倒錯した愛をテーマにしているものの、日本的な美しい小説という印象を受けていました。この作品は、多少の脚色はあるものの、ほぼ原作どおりです。ただ、映像化…

「雄呂血」

阪東妻三郎主演の「雄呂血」を見ました。阪妻の剣戟作品を見るのは初めてでしたが、ストーリーは単純なものの派手でテンポが良くて面白い!阪妻の強い眼力で見せる演技(今で言う顔芸?)も良かったです。大正14年の作品とのことですが、当時の人たちが阪妻…

「魚が出てきた日」

「魚が出てきた日」を見ました。核兵器を搭載した軍用機が墜落したものだからサア大変というコメディです。1960年代に実際に発生した、米軍機が空中衝突し過って水素爆弾をスペインに落下させてしまった事故を題材にしています。死者を出しプルトニウム汚染…

「彼女と彼」

左幸子主演の「彼女と彼」を見ました。高度成長期を背景に、中流家庭が住むマンモス団地と、隣接するバタヤ部落の貧しい生活が対比的に描かれます。団地の住人が部落に差別の目を向ける中、左幸子演じるエリートサラリーマンの妻は、夫が止めるのも聞かずに…

「ジャイアンツ」

中高生の頃に見た「ジャイアンツ」を再見しました。東部の娘がテキサスの若い牧場主と恋に落ち、結婚して子供を育てる。そして時は移り、物語の中心は成長した子供たちの世代に変わってゆく・・、そんなドラマです。中高生の頃はスケールの大きさに引き込ま…

「砂の女」

安部公房原作の「砂の女」を見ました。砂丘を訪れた男が部落の住人に騙され、砂丘に掘られた深く大きな穴に閉じ込められます。穴の底には女が住む小屋があり、男はその女と夫婦となって、来る日も来る日も降り注ぐ砂を穴から掻き出す不毛な作業に従事するこ…

「死霊館」

「死霊館」を見ました。心霊系のホラーと思いきや、中盤から魔女祓いの内容にシフトしていきます。怖がらせ方は、誰もいない部屋のドアが突然開いたり、深夜にガタガタ音が鳴ったり、壁の額縁が突然落ちるなど古典的というかドリフ的ですが、直球で正面から…

「警察日記」

森繁久彌主演の「警察日記」を見ました。会津磐梯山の麓の町の警察署を舞台に、捨て子や若い娘の身売り、幼い子を連れた母親の無銭飲食などの事件が描かれます。貧しさの中の人々の優しさを描いた人情劇ですが、どのエピソードも結局は救いが無く、戦後の田…

「羅生門」

黒澤明監督の「羅生門」を見ました。盗賊が山中で武士夫婦を襲い、夫を殺害し、妻を強姦します。しかし、捕らえられた盗賊の証言と、妻の証言が全く異なり、更には・・、という話です。ネタバレになるのであまり書きませんが、人間のエゴや臆病さを描いたシ…

「泥棒貴族」

「泥棒貴族」を見ました。大富豪から美術品を盗み出すことを企む男と、彼の盗みの片棒を担がざるを得なくなったシャーリー・マクレーン演じる踊り子の、いまひとつ息の合わない危なっかしいコンビを描いたサスペンス・コメディです。中盤までは「退屈だな・…

「『エロ事師たち』より 人類学入門」

今村昌平監督の「『エロ事師たち』より人類学入門」を見ました。社会の底辺でエロな写真や映画を飯の種にして生きる、しぶといようで哀れな主人公を小沢昭一が演じています。欲望に抗えない人間の姿がとても下品に生々しく描かれていて、今村監督らしい喜劇…

「泳ぐひと」

「泳ぐひと」を見ました。アメリカの高級住宅街を舞台に、バート・ランカスター演じる主人公の男が、自宅に帰る途中にある全ての家のプールで泳ぐことを思い立つ。ネタバレになるのであまり書けませんが、それぞれの家の住人とのやりとりから、主人公の過去…

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」

子供たちにせがまれ「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」を見てきました。面白かったです!煉獄さんが壮絶。大人でも十分楽しめる内容でした。普段は子供向けの映画には、入場料が勿体ないので私か妻のどちらかしか付き添わないのですが、なんとなく面白そうだ…

「天井棧敷の人々」

恵比寿で「天井桟敷の人々」を見ました。正直、欧州の芸術性の高い映画は苦手ジャンルですが、この映画はとても有名なので見てみました。美術や脚本がとても凝っているように感じつつもその辺りはよく分かりませんでしたが、でも劇中劇で見せる登場人物たち…

「破れ太鼓」

阪東妻三郎が主演する数少ない現代劇の「破れ太鼓」を見ました。阪東妻三郎が演じる封建的で家族を怒鳴り散らしてばかりのトンデモ親父に、妻や子供たちが反旗を翻す様子を描いた喜劇作品です。すごく面白いわけでは無いけど木下恵介監督らしい優しさや温か…

「M」

フリッツ・ラング監督の「M」を見ました。ベルリンを舞台に、幼い少女が連続して殺害される事件を描いた1931年のドイツ映画です。サスペンスとしても、この時代の作品とは思えず面白いのですが、この映画では、衝動に耐えられず殺人を繰り返す異常者の苦悩や…

「ひまわり」

恵比寿で映画「ひまわり」を見てきました。前からずっと見たかったものの、「おそらくこの作品は映画館で見ないと勿体ないだろう」と思って、名画座やリバイバルで上映される機会を待ってました。ようやく見られてとても感慨深いです。戦争により引き裂かれ…